SP企画

小島てるの心霊ラブホ紀行

当記事は著しく不謹慎なコンセプトの企画ですので、ブラックなネタが苦手な方はご注意ください。

私の名前は小島てる。
kaku-butsuをご覧の諸君は、幽霊や妖怪の存在を信じているだろうか?
私の話をさせてもらうと、正直なところ半信半疑といったところだ。ひとつ言っておきたいのは、そういった話には非常に興味があり、子供の頃からTV番組の心霊特集などは楽しみに観ていたし、旅行先に有名な心霊スポットなどがあれば少し時間を掛けてでも寄るほどには好きなのだ。しかし、実際にその姿を肉眼で確認できたことがないのだ。
ここ数年でも、幽霊に会ってみたい気持ちから、歴代の自宅近くを中心にいくつかの心霊スポットを訪れ、様々なアプローチを試みてみたのだが、あいにく私には霊感というものが一切ないらしく、一度も会えた試しがない。現在住んでいる物件も、過去にOLが首吊り自殺をしてしまったという、世にいうところの事故物件なのだが、深夜に部屋を真っ暗にして佇んでいようと一切出てくる気配はなく、未だに顔すら見たことがない。どうしたら会えるのだろうか?

さて、思い返せば、その「いくつかの心霊スポット」というのは、学校や病院、寺や神社や廃墟などが多かったように思われるが、こういった、なんとなく外界と隔絶された空間、人の死に関わる場所、昼と夜とで全く空気が変わってしまう場所というのは、怪談話の舞台や心霊スポットになりがちな場所である。しかし、そういった場所では会うことができなかったので、少し目線を変えて、他の「出そうな場所」に行く必要があるのだろう。
では、皆様が愛する風俗業界に関連する場所で、そういった「出る」という噂と共に語られがちなスポットといえば?

そう、ラブホテルである。

室内で行われる事が事であるが故に非常に密閉された空間であることや、男女の感情がドロドロと渦巻く場であるが故にドラマ性を持たせやすいことなどから、怪談や心霊写真の舞台として選ばれやすい場所であり、また、そういったことに敏感な体質の女性などには自衛のため、それぞれの地域ごとに「派遣NGのホテル」が存在しているというのは、皆様もご存知の話だろう。
ということで、この「小島てるの心霊ラブホ紀行」は、幽霊が出ると噂される各地のラブホに宿泊し、本当に出るのかどうか体当たりで検証することによって、私の「幽霊に会いたい」という願いを叶えると共に、風俗で働く女性たち&お客様にとって危険な場であるか否かを判断していただこうという企画なのである。